幻blog/2021-02-17
たまには窯元っぽい話しー
雪が舞う中、
薄暗い納屋で、
釉がけ作業ー♪
ココ、ワタシの城こと、
納屋の作業場。
全てがワタシ使用なので、道具も高いとこ、作業台も高く。
マサオカはココで粘土を練ると、ふーふーと嘆きます( ^ω^ )
そんな納屋で、ごはん鍋の釉がけ作業。
5合は大きいからね。重いしね。
ヨッコイショと、気合がいるの。
でもワタシ、
デカイ上にチカラ持ちだから良かった。
ヒョイヒョイやっちゃうわよん♡
そういえば、ウチが土鍋を作っているからか、
よく頂く質問の中に、
『釉薬に金属分は使われていませんか?』というのがあって。
数年前、安価な量産土鍋にそういう問題があったからかなぁー
と思うんだけど、
まぁ意識の高い方が増えたという事かなぁーとか。
うちは、長石と木灰、ワラ灰を調合した透明釉なので、
いわゆる金属分は入っていないんだけど、
木灰ってもともと木だから、土の養分である鉄分も吸って成長している訳だし、
そしたら木灰にも微量な鉄分は含まれて、
でもそこまでは聞いてませんけどー、って話しかもしれないし。
まぁ、金属を使った釉薬を使う事が、悪いとも思わないし、
それぞれですから。
ただウチは、土鍋を作る上で、
美味しくできるか、どうか、が基準なので、
自分で美味しく感じるなぁーと思ったから、この色合いになった訳で。
以前、卸屋さんに、
『色を黒に変えて頂けたら、貫入が見えないから旅館にも売り込みができる』
と言われたけど、
目先の制作費欲しさに、自分達のスタイルを変えなくて良かった。
ホントつくづく思う。
いつも2人して酔っ払っらららったらぁぁ〜( ̄▽ ̄)♪
大体この話し↑になるよ。
ホント、スタイル変えなくて良かったと、最近よく思うのですよ。
そして今、
この貫入が見える土鍋も徐々に受け入れてもらい、
そしてそんなとこも楽しんで頂けている方々が増えて、
もうホント、
ジワジワの草の根活動が1番強いんだぞ!って感じなのです。
この土鍋ちゃん達、焼けたらアチコチに旅立ちの予定だよ(╹◡╹)
コメント